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SACRAブログ

3D超音波

2006.04.04役に立つ?情報

86c1a674.JPGSACRAには持田シーメンスメディカル社製の超音波診断装置があり、もちろん3D(3次元超音波)機能も付属しています。ただこの機能はまだなお発展途上の技術で、雑誌などに載っているようなきれいな赤ちゃんのお顔の写真はなかなか撮ることが出来ません。まれに”赤ちゃんが上の方、つまり母体腹壁の超音波プローべの方を向いていて、なおかつお顔の周りに十分な羊水が存在する”ような好条件が重なったときには写真のようにきれいに見えることがありますが、目がなれてくるとむしろ通常の2D(2次元画像)のほうが赤ちゃんの表情がわかりやすかったりします。

SACRAでは、通常の超音波検査(妊娠15週以後はビデオテープに録画してプレゼント)は妊婦検診のたびに毎回行いますが、3Dはカラードップラー超音波と共に妊娠22週と30週前後に行っています。実はこの詳細な超音波検査で重要なのは、3Dよりむしろカラードップラーのほうで、SACRAの詳細な超音波検査により、実際に問題が見つかり高次医療機関に紹介できた例もあります。もちろんすべての異常が出生前に分かるわけではありませんが、生まれる前にわかれば出生直後から赤ちゃんが最善の治療をうける事が可能になります。SACRAでは今後も詳細な超音波検査を続けていきたいと思っています

だからというわけではないですが、3D超音波であまり良い写真が撮れなくても、どうかご容赦下さい。
すでに院内の掲示板には告示しておりますが、4/22(土)は産科(?診:担当阪本)は学会のために休診させていただきます。日本産科婦人科学会に出席して、知識を最新のものにupdateしてきます。

なお、婦人科・不妊外来(?診:担当橋本)は通常どおり診察させていただきますので、お間違いのないようにお願いします。

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